変形性股関節症

• 股関節が痛くて寝返りができない。
• 靴下をはくときに股関節が曲げづらい。
• 階段の上り、車の椅子に座るときに股関節が痛む。
• 椅子に座っていると足の付け根が痛む。
• 股関節の痛みで歩くのも辛くなった。

・自律運動は自然治癒力が動きとして現れたもので、人が生きている間はずっと自律運動として人体の全てのパーツが滞りなく揺れ続けています。すべての自律運動が止まるのは死の時であり、それまではこの自律運動がおき続けます。その意味で自律運動とは生命そのものであり、健康の原動力だといえます。

・自律運動は臓器や器官といった各パーツ単位で生じるほか、個々の細胞もそれぞれが動いています。すべてが滞りなく、偏りなく、ゆらゆらと自由に揺れ続けていて、体全体がひとつとしても揺れています。もしある場所でその動きに偏りがあったり、小さくなったり、あるいわ止まったりしていれば、そこでは自然治癒力が十分に働いていないということを意味します。

・自律運動を回復させると自然治癒力も回復し、あらゆる症状が改善へと向かい始めます。

病院では医療機器では確認できなかったり、確認できたとしても、問題のないレベルとして「異常なし」の診断がくだされます。

しかし病院では「異常なし」の診断でも、体は異常（見えないトラブル）があることを知っていて、それを症状として現します。

様々な症状の背後には医学的に未確認のトラブル（見えないトラブル）が存在しています。そのほとんどは医学的検査で確認できないものです。

たとえば腰痛の背後には筋肉や腱や椎間板などの問題はもちろんのこと

といった「見えないトラブル」が隠れています。

腰痛というと腰だけの問題と考えがちですが、これらの「見えないトラブル」を全て解消しなければ完全には治らないです。

このことは腰痛や肩こり、五十肩や膝痛といった筋骨格系の症状だけでなく、あらゆる症状に言えることです。

どんな症状であれ、その背後に隠れて体を蝕んでいる様々な「見えないトラブル」をすべて解消しないことには真に完治することはないです。

イネイト活性療法の施術では医学的に捉えられないトラブルも含めて、脳反射を利用した検査で明らかにします。

長年の使用や繰り返される負担、けがなどによって、股関節の軟骨がすり減ったり、骨の変形が生じたりする病気。

• 軟骨が磨り減って減少すると軟骨の下の骨への衝撃が大きくなり、骨硬化・骨破壊がおこり変形が進行。
• 歩く、しゃがむ、立つといった生活動作の負担によって徐々に進行し、悪化する。
• 「変形性」とは文字通り「形が変わること」。
  ・股関節が年月とともに加齢的変化を示す疾患。
• 患者さんの多くは女性（男性の3～5倍）。
• 年齢とともに発生が多くなる。
  ・股関節の痛みが出現するのは40～50歳代が多い。
  ・臼蓋（きゅうがい）形成不全の程度が強い場合は20歳代以下でも出現することがある。

股関節は

• 骨盤と下肢をつないでいる関節。
  ・大腿骨の球形の部分（大腿骨頭）が骨盤の受け皿（臼蓋）にはまり込んでできている。
• 骨盤の左右両側にあって体重を支え、立つ歩く走るなどの基本的な動作を担う。
• 股関節の周囲は関節包や筋肉により補強。
• 大腿骨頭・臼蓋の表面は関節軟骨で覆われており、軟骨と関節液の働きによって滑らかに動かすことができる。
  ・関節軟骨は体重の衝撃を吸収。

臼蓋形成不全は

• 臼蓋が十分に発育しないで大腿骨を覆っている部分が小さいため、通常より少ない軟骨の範囲で体重を支えることになる。
  ・普通は骨盤の骨が大腿骨の頭を3分の2以上覆っている。
  ・負荷が狭い範囲に集中し、軟骨の負担が大きくなる。
• 体重が股関節の浅い覆いに集中するため、股関節が不安定となりガクついて軟骨が早い時期より磨り減り始め関節が壊れる。

一次性とは、原因不明の関節症で、加齢変化、体重増加、肉体労働、スポーツなどによる過負荷が要因。

• 最近は高齢化の影響か増えている。
• 食生活の欧米化との関連。

• 二次性は、先天異常や後天的な疾患に引き続いて発症する関節症。
  ・構造的に問題があったり、けがなどの股関節異常により起こってくる。
• わが国では、その原因の殆どが先天性股関節脱臼の後遺症や臼蓋形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので全体の80％。
  ・臼蓋形成不全や発育性股関節脱臼などの小児期の股関節の病気が女性で多いため、変形性股関節症も女性に多く見られる。
• 骨折や脱臼などの外傷、痛風や化膿性関節炎などの炎症。

筋肉

• 筋肉の血行不良により、組織が酸欠状態になり、痛みが発生。
• 関節の痛みのほとんどは周辺の筋肉の痛み。

主に関節部の痛みと可動域（動く角度）の低下。
初期には

• 脚の付け根（鼠径部）や臀部、大腿部のこわばりや重い感じ。
• 歩き始めや長く歩いた際、階段の上り下りでの痛み。
• 初期でも炎症が強く関節液がたまっていたり、関節唇が損傷されていたりする場合には強い痛み。

病気が進行すると

• 動いているときの痛みも強くなる。
  ・歩きだす時に痛みを感じる（始動時痛）。
  ・運動時にも痛む（運動痛）。
• 歩行時に足を引きずる（跛行）。
  ・足の長さが左右で違う（脚長差）。
  ・歩行障害が出現し日常生活が制限される。
• 動きが制限。
  ・靴下が履きにくい、足の爪が切りにくい、正座・和式トイレで困る。
  ・関節の変形、筋力低下。

最終的に

• 安静時や就寝時に痛みが出現。